洋服の天然素材10選/特徴とお手入れ

ファッション
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天然素材の服は、実に素敵ですよね。その自然な風合いと、触れたときの感触は、合成繊維では得られないものがあります。

特に、季節の変わり目が敏感に感じられる年齢になると、その吸湿性や放湿性が本当に重宝します。夏は涼しく、冬はほんのりと暖かく保てるのは、まさに天然素材ならではですよね。

それに、使えば使うほど体に馴染んでくるのも、大きな魅力の一つです。服が自分の体の一部のように感じられる瞬間がありますよね。それに、これらの素材が環境にやさしいというのも、今の時代、非常に大切なポイントです。

天然素材10選/ 特徴

一般的に洋服に使われる天然素材としてよく知られているものを選んで、それぞれの特徴を紹介します。

綿(コットン)

綿は通気性が良く、吸湿性に優れているため、肌触りが良く快適な着心地を提供します。柔らかく、敏感肌の人にも適しています。綿は耐久性があり、洗濯機で洗えるため手入れが容易ですが、縮みやすく、しわになりやすいのが欠点です。

麻(リネン)

麻は非常に丈夫で、夏に最適な素材です。通気性と吸湿性が非常に高く、暑い日でも涼しく保つことができます。自然な光沢があり、使い込むほどに柔らかくなりますが、しわになりやすい点に注意が必要です。

絹(シルク)

絹は光沢があり、滑らかで肌触りが非常に良いのが特徴です。保温性と吸湿性を兼ね備え、軽くて柔らかいため、高級衣料の素材として広く利用されています。しかし、デリケートで手入れが難しく、日光に弱いという欠点があります。

羊毛(ウール)

羊毛は保温性に富み、湿気を外に逃がす能力があるため、冬の寒い時期に適しています。弾力性があり、しわになりにくいのも特徴です。しかし、縮みやすく、一部の人には肌に刺激を与えることがあります。

カシミア

カシミアは羊の特定の種から得られる繊維で、非常に柔らかく、軽量でありながら保温性が高いのが特徴です。肌触りが良く、高級素材とされていますが、高価で、摩耗やピリング(毛玉)が起こりやすい点がデメリットです。

竹繊維は柔らかく、抗菌性があり、吸湿性に優れています。肌に優しく、環境に配慮した素材として近年注目されています。竹から作られる生地は、夏場の涼しい衣類やアンダーウェアに適していますが、耐久性にはやや劣る場合があります。

麻蚕絹(タッサーシルク)

野生の蚕から得られるタッサーシルクは、通常の絹よりも厚手で、質感が異なります。光沢があり、耐久性に優れていますが、通常の絹に比べると少し硬く、手入れが難しい場合があります。

ラミー

ラミーは麻に似ており、非常に強い繊維です。涼しく、吸湿性が高いため、夏の衣類に適しています。ラミーは耐久性がありますが、硬く感じられることもあり、しわになりやすいです。

アルパカ

アルパカの毛は軽く、非常に温かいのが特徴です。肌触りが良く、アレルギー反応を起こしにくいため、敏感肌の人にも適しています。しかし、高価であることが多く、手入れに注意が必要です。

ヘンプ

ヘンプ(大麻)は非常に強い繊維で、耐久性があり、成長が早く環境に優しいのが特徴です。通気性が良く、夏服に適していますが、硬い質感が苦手な人もいます。

各天然素材のお手入れ方法

各天然素材のお手入れ方法は、素材の特性に合わせて慎重に行う必要があります。以下は、一般的なお手入れのポイントです。

綿(コットン)

普通の洗濯が可能ですが、色落ちすることがあるので色物は分けて洗います。高温での乾燥は縮みの原因になるため、自然乾燥が推奨されます。

麻(リネン)

水洗いが可能ですが、しわになりやすいため、洗濯後はすぐに形を整えて干すことが大切です。強い日光は避け、陰干しすると良いでしょう。

絹(シルク)

デリケートな素材のため、手洗いまたはドライクリーニングを推奨します。強く絞ったり、直射日光下での乾燥は避けましょう。

羊毛(ウール)

洗濯機のウールコースや手洗いで、冷たい水を使用します。絞らずに水を切り、平干しで乾かします。直射日光を避けることが重要です。

カシミア

手洗いかドライクリーニングが適しています。水分は優しく押し出すようにして取り除き、平干しで乾かします。ピリングは手で優しく取り除きます。

冷水で優しく手洗いし、強く絞らずに平干しすることで、素材を長持ちさせます。高温でのアイロンは避け、低温設定でかけると良いでしょう。

麻蚕絹(タッサーシルク)

ドライクリーニングが最適ですが、必要に応じて冷水での手洗いも可能です。直射日光を避けて陰干しし、低温でアイロンをかけることを推奨します。

ラミー

手洗いまたは洗濯機のデリケートコースで洗い、しわになりやすいので洗濯後はすぐに形を整えます。強い日光を避け、陰干しすることが望ましいです。

アルパカ

冷水での手洗いを推奨し、水分はタオルで優しく押し取り、平干しで乾かします。直射日光を避け、アイロンは避けるか、必要な場合は低温設定で行います。

ヘンプ

冷水での手洗いまたは洗濯機のデリケートコースが適しています。直射日光を避け、平干しで乾かすことが推奨されます。使用するほどに柔らかくなります。

生分解性があり、地球に負担をかけにくいのは、私たちがこれからも快適に過ごしていくためにも、とても心強いです。

最近では、持続可能なファッションへの関心も高まっていますし、天然素材を選ぶことで、私たちもその流れに貢献できると思うと、何だか嬉しくなりますよね。それに、年齢を重ねるごとに、自然の美しさや、物事の本質をより深く感じられるようになる気がします。

天然素材の服を選ぶことは、そういう意味でも、私たちのライフスタイルにぴったり合っているのかもしれませんね。

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綿(コットン)

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